シンプルさを無機質にせず、余白と文字組みで"静かな上質さ"を引き出したブランドサイト。ロゴの印象を活かしながら、デザインから実装・更新まで一貫して仕上げました。


クライアントからの要望は「シンプルな印象にしたい」。 一方でこのサイトには、銀行口座の開設や社会保険手続きにおいて事業実態を証明する資料として機能する必要がありました。つまり読み手が2種類いる状態です。審査する立場の相手には事業実態が確認できること、見込み客には信頼できると感じられること。加えてシンプルは要素を減らすだけでは無機質になりやすく、単なるミニマルに陥らずブランドの姿勢まで伝える設計が課題でした。
クライアント自身の在り方をデザイン言語に翻訳する方向で設計。装飾で信頼感を演出せず、削ぎ落とすことで成立させる方針としました。ブランドロゴとの調和を軸に、余白・文字組み・視線の流れ・コントラストを調整し、必要最小限の中に上質さとシックさが感じられるトーンを構築。情報は事業内容と事業者情報に最短で到達できる配置とし、上から読めば理解が完結する導線に整理しています。 デザインからSTUDIO実装、レスポンシブ対応、公開後の更新まで一貫して担当。
クライアントの要望である「シンプル」「信頼感」を、要素を足すのではなく削ることで実現する方針をとりました。装飾やあしらいを増やすほど情報は増えますが、そのぶん「何の会社か」が伝わりにくくなり、信頼感からも遠ざかると考えたためです。掲載する情報量そのものを絞り込み、残した情報は余白と文字組みで読みやすさを確保しました。配色はダークトーンで統一。明るい配色は親しみやすさを生む一方で軽く見えやすく、事業主様の落ち着いた信頼感という方向性には合わないと判断したためです。色数を抑えることで、シンプルさが「手抜き」ではなく「意図した静けさ」として伝わるように設計しています。
「洗練されている」「信頼できそう」という印象を、派手さではなくロゴ・配色・余白の静かな統一感によって伝えるサイトに仕上げました。クライアントから具体的なデザイン要望がなかった中で、事業のあり方から方向性を読み取って提案し、ファーストビューの2案提示以外の修正は発生せず承認。またITに不慣れなクライアントに対し、公開後のSTUDIO運用サポートも継続して実施しています。